遺留分減殺請求/北摂中央法律事務所(兵庫県川西市/宝塚市)

遺留分減殺請求

■遺留分減殺請求とは
遺留分とは、法定相続人が最低限受け取ることができる相続分のことをいいます。被相続人の家族は。相続を受けられると思っていたとしても、遺言の内容によっては相続を受けられないことがあります。そこで、法定相続分までとは言わずとも、家族にも最低限の取り分を保証しているのが、遺留分なのです。

第1028条
兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。
一直系尊属のみが相続人である場合　被相続人の財産の三分の一
二前号に掲げる場合以外の場合　被相続人の財産の二分の一

■遺留分減殺請求の方法
遺言によって相続割合が畏友分に満たない場合、法定相続人は遺留分減殺請求を行うことができます。

まずは、遺留分減殺請求を行う相手方に対して交渉を行います。内容証明郵便で請求書を郵送し、通知しましょう。交渉の結果相手方が請求に応じれば、和解成立となります。和解書(合意書)を作成しておきましょう。

交渉による解決が難しければ、裁判所を利用することになります。家庭裁判所で調停を申し立て、調停手続きに進みましょう。調停でも合意が難しければ、最終的な手段として裁判を行います。

北摂中央法律事務所では、大阪府川西市を中心に、大阪府・兵庫県で法律相談を受けております。遺言の作成や相続税対策、相続人調査、遺産調査、遺産分割など、相続でわからないことがあればお気軽にお問い合わせください。