■未公開株詐欺とは
未公開株詐欺とは、「未公開企業の株がある」と投資話を持ち掛けることで、購入した株のリターンがあるかどうかわからない、もしくは株として機能しないにもかかわらず、確実に儲けることができるように装って金銭を交付させる詐欺犯罪をいいます。
未公開企業の株式については、実際に上場して急激に値上がりするものも少なくないことから、特に定年退職後をして金銭にゆとりのある60代以上の年齢層をターゲットとして、こうした投資話を通じた詐欺が行われています。
■未公開株詐欺に引っかからないためには
未公開株詐欺の予防策としては、第一に相手が提供する情報をそのまま信用しないことがとても重要になります。
セールスを担当する人間は、「未公開企業で値上がり確実」「上場間近」など、様々な文句で未公開株を購入させようとしてきます。
これをそのまま信じるのでなく、「未公開企業には経営の実態があるのか」、「上場するとしたらどこが幹事証券会社なのか」といった情報を必ず自分で調べることが大切です。
また、未公開企業の株購入については、証券会社を装った詐欺犯が「株の購入を仲介する」といった旨で株を購入させようとすることも多くあります。
しかしながら、未公開株の売買ができるのは、当該未公開株発行会社と金融庁の登録を受けた証券会社のみであると法律に規定されています。
そして、金融庁の登録を受けた証券会社かどうかは金融庁のホームページにおいて確認することができます。
そのため、「株取引の仲介」といった文言についても、うのみにせず十分注意することが必要です。
■未公開株詐欺かな?と感じたら
未公開株詐欺は、100万円、200万円といった少なくない金額が巧妙にだまし取られてしまう重大犯罪です。
興味をそそるセールスであっても、少しでも怪しいと感じたら、弁護士や警察、地元の消費生活センターに相談することをおすすめいたします。
北摂中央法律事務所では、大阪府川西市を中心に、大阪府・兵庫県で法律相談を受けております。未公開株詐欺被害についてお悩みの方は、北摂中央法律事務所までお気軽にご相談ください。
未公開株取引詐欺の手口~売買する際の注意点とは~
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