相続発生後の流れ/北摂中央法律事務所(兵庫県川西市/宝塚市)

相続発生後の流れ

人の死は突然訪れます。そのため、被相続人の死亡により相続人は突然その地位に立たされます。それにもかかわらず、被相続人の死亡によって相続人が行わなければならないことはとても多いです。

被相続人が死亡してしまった場合、関係各所にその事実を伝え、葬儀や通夜の準備を行う必要があります。また、死亡後5日以内に健康保険等の資格喪失の手続きを行わなければならず、死亡後7日以内に死亡届、火葬許可申請届を市区町村に届け出なければなりません。死亡届はその提出時に、死亡診断書を添付する必要があります。

また、相続放棄や限定承認をする場合には、3ヶ月以内家庭裁判所に対して申し出をその旨を申述しなければなりません。

相続放棄とは、相続が開始した後に相続人が相続の効果を拒否する意思表示のことを言います。これを行うと、例えば、被相続人に多大な借金があったとしてもこれを相続人が引き継がなくてよくなります。また、限定承認とは、相続人が相続によって得た財産の責任の限度として被相続人の債務や遺贈の義務を負担することを留保した上で、相続を承認することを言います。

そのほかに行う手続きとしては、4ヶ月以内に所得税の準確定申告、10ヶ月以内に相続税の申告と納税、2年以内に社会保険に関する請求、3年以内に死亡保険請求、5年以内に年金に関する各種請求を行わなければなりません。

また、請求や届出を行う場合には請求・届出手続き(書面の作成など)が必要となり、そのための時間や労力が必要となります。そのため、相続人は日常生活に加えてこのような手続きを行う負担が増えます。このような負担は専門家に相談することで解消されることもありますので、相続関係専門の弁護士等にご相談することも一つの手段です。

北摂中央法律事務所は、川西市、宝塚市、伊丹市、池田市を中心に、兵庫県、大阪府の皆様から、交通事故、相続、離婚のほか、投資被害、一般民事等のご相談を承っております。
当事務所においても相続後の各種手続きについてお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。